文:株式会社北原孝彦 広報・ゆりにこ
2022年2月1日より、株式会社北原孝彦に採用されました、広報のゆりにこです。
今後、北原の活動や、ビジネス勉強グループ「北原の精神と時の部屋」で開かれるイベントをレポートにしてお届けしていきます。
この記事では、2022年2月6日にわたしが主催した、天才研究家・山田研太(以下、やまけん)さんと北原のコラボトークイベントの模様から、特に反響の大きかったところを中心にダイジェストでお送りします。
なんと、現地参加・オンライン参加を合わせて195名もの方にご参加いただきました。
参加してくださった方は振り返りに、参加できなかったという方は参加している気分で、どうぞご覧ください。
ゲスト:天才研究家・山田研太(やまけん)さん
毎日「凡人出身の天才」について調べまくっている天才研究家。
過去には個人事業主の売上を3ヶ月でアップさせるホンモノ経営塾を主宰して約1000人の卒業生を輩出。現在はその逆で、短期で売上をあげることよりも、自分にしかできないことを形にする「アート型ビジネス」を提唱。
その考え方を独自の「論文」形式にまとめて定期的に発表したり、実践の場として『天プロ』を主宰。
2018年ごろからKADOKAWAから「天才について書いた本を出します」と言って全然出る気配がないので、本を出す出す詐欺として一定の認知を得ている。
※当イベントは、株式会社北原孝彦への採用のお話をいただく前に開催が決まっていたので、当日だけは「フリーランス ゆりにこ」に戻らせていただき、約3年間の個人活動の集大成としてのびのびとお送りしています。
「今日のゴールは”学ぶ”ではなく“意思決定”です」
わたしは、ゲストのお二人から3年間にわたってビジネスを学び、今日こうしてここに立っています。
お二人とも、お兄さんのように、温かく時に厳しく、育ててくださいました。
“短期で稼げること”でビジネスをつくる北原さん。
“じっくり時間をかけて楽しいこと”をビジネスにするやまけんさん。
一見、真逆のように見えるお二人ですが、『ビジネス』を『人生の一部』としてとらえ、『どんな人生を生きたいか』から逆算した事業作りをしているところが共通しています。
わたしから見たお二人は、価値基準や優先順位が明確で、意思決定に迷いありません。
だからこそ、全く違うビジネスの在り方ながらそれぞれが突き抜けていると感じています。
ただ、情報・ノウハウを得ようとすると混乱すると思います。
なので、今日は情報を取るのではなく『これを手に入れるために、今はこれをやめる』をひとつ決めて行動に移すことをゴールにおいて参加してください。
“学ぶ”のではなく“意思決定をする”が大事です。
それでは、大切なゲストのお二人をお迎えします、どうぞ!
天才研究家・やまけんさん、連続起業家・北原孝彦、登場!
うちの社員をいじめないでください!!
こうしてバラバラに見える3人なんですが、地方出身だったり、会社員(雇用される側)の経験があったり、Webを使った低リスクの小さなビジネスが始まりだったりと、実は共通点も多いんです。
参加されている方とも何かひとつは共通するものがあると思うので、「自分は地方に住んでいるから」とか「普通のサラリーマンだから」などと思わずに、「自分もこうなれるかも」と思いながら、参加していただけたらと思います。
“天才研究家・やまけん”とは一体・・・・・・??
僕は、人から「マネできない」と思われるような何かを持つ人を「天才」と定義しています。
今はその “天才”と呼ばれる歴史上の偉人や著名人を日々研究しながら「どうすれば凡人が天才になれるか」を体系化しているところです。
「マネできない」はそれぞれ主観なので、もし北原さんが僕に対して「マネできない」と思ってくれているところがあるなら、僕は、“北原さんにとっての天才”みたいな感じですね。
でもまあ、それもありますかね・・・・・・(笑)
「やりたいこと」が見つからないときは・・・・・・。
この質問、お二人は毎日のように受けてらっしゃると思うのですが、ここから少しずつお二人のビジネスの考え方を掘り下げていきたいなと思っています。
やまけんさんからいかがですか?
そうですね。今から4年ほど前まで、短期で売り上げを上げる経営塾を主宰してまして、卒業生を1000人以上輩出したんですけど。
それで、組織内でアクシデントがあって、組織を解体することになったんですね。それから1年間くらいは、引きこもってゲームばっかりしていました。
そのあとゲームに飽きて、ゲーム感覚でTwitterをはじめたのが2018年です。
1日16時間とか18時間をTwitterにあてて、1ヶ月で5000フォロワーまで伸ばしましたね。
それで何が言いたいかというと、やりたいことがないときって、やりたいことを探したところで見つからないし、行動できないってことなんですよ。
だから、結局は「自分にできること」か「求められていること」のどちらかに振り切るしかないかなって思ってます。
僕も同じ考え方ですね。
僕はいつも「やりたいことを掲げた瞬間にテイカーだ」と言っています。
「これをやりたいのでやらせていただけませんか」って言った時点で、相手から時間を奪ってるんですよ。
でも「こんなことで実績を出してきて、こんな結果をお約束できるんですが、こういうことでお困りじゃないですか?」だったらギブからスタートできるんです。
だから、人から評価をいただいて、実績でもってコンタクトを取れる状態になるまでは、やりたいことを掲げる必要はないと思います。
「ニーズがあること」と「あなたに求められていること」は違う。市場より先に目を向けるべきものとは?
この「求められていること」の見つけ方についてはどのように考えていますか?
よく「この市場って儲かりますか」「ニーズってあると思いますか」とご質問いただくんですけど、そもそもニーズのないジャンルはないと思っています。
どんなビジネスも時間の切り売りでも年商1億は絶対いけますよ。
僕ね、去年ピアノを弾けるようになりたいと思って、ピアノ教室に通い始めたんです。
どこでも練習できるように、ピアノを3台買ったんですけど、まだ鍵盤に触れるところにすら行ってないんですよね。
3台も買っておいて!
武道館を満員にしちゃうピアニストがいるくらいに市場にニーズもあります。
でも「北原が弾くピアノ」を市場が求めているかというとそうじゃないんですよ。
市場は「北原のピアノ」を求めていません。
するとだんだん「僕の今やるべきことってピアノなのかな・・・・・・」と思い始めちゃって(笑)。
もし、今「マーケティングを教えてください」「短期で売り上げをつくる方法を教えてください」と求められたらどうするんですか?
「北原の精神と時の部屋」を紹介する!!
建築家のガウディがなぜサグラダファミリアを造るに至ったのかとか、そういうのを調べていたいんです。
「人に求められること」「飽きないビジネスづくり」のヒントは過去にある!
「自分に届く声に耳を傾ける」といっても、何かしらの声が届くようになるためには発信が欠かせません。
そもそも何を発信するかに悩まれる方も多いと思いますが、いかがですか?
乗り越えた人のところに人は集まり、「話を聞かせてください」「もっと教えてください」になるんですよ。
きっと、何かを乗り越えたということは、そのためにたくさんの時間とお金をかけて来たはずなんです。
そして、同じことで悩んでいる人が、時間とお金をかけなくても乗り越えられるようにするのがビジネスなんですよ。
そう考えると、やるべきことって自然と出てきますよね。
「なかなか行動出来ない」とか「うまくいっているけど疲弊感がある」という人は、執着と表面の行動が一致していないケースがめちゃくちゃ多いです。
たとえば僕は“天才研究”がしたいわけじゃないんですよ。
僕の執着は“自分自身が最高と思えるプロダクトをつくりたい”なんです。
北原さんも“美容師”だったらどこかで飽きが来るかもしれないけど“事業づくり”は執着だから飽きようがないと思うんです。
「執着」は誰もが持っているものですか?
たとえば“安心”に執着がある人は、不安を解消することに時間とお金をたくさん使うわけです。“楽しい”に執着がある人は、楽しいことのための時間とお金を使っています。
だから、これまで一番お金と時間を使ってきたものが執着ですね。
ただ、自分では見落としてしまうことも多いので、僕は普段、執着を言語化し、執着と行動に不一致がないビジネスづくりを、ケースバイケースでプロデュースしています。
改めておうかがいしてみると、お二人には意外と共通点も多いですね。
自分の歴史を振り返って、その経験を発信することで、「もっと詳しく教えてください」「会いたいです」の声が届くイメージもわきました。
「自分の意思を入れていたから“この程度”なんですよ」
ここからはわたしの興味もあって、こんなことを聞いてみたいと思います。
朝5時のときもあれば、8時とか9時のときもあります。
まず朝起きたらね、スターバックスに行って、今だとトリプルエスプレッソラテっていう新しいメニューにガムシロを4つ入れます。
でも、クッキーを一緒に食べるときはガムシロの味がしなくなるので、追加でガムシロもらっておいて・・・
「なんでガムシロなんだろう」とか考えなくていいですからね!
とりあえずコーヒーを飲んで、コミュニティにコンテンツを投稿して、うちのマネージャーとマーケターがポンポンと放り込んでくれたスケジュールのとおりに動いています。
先月(2022年1月)だけで、13セミナーやりました。
今日は東京ですけど、明日は名古屋で、明後日また東京で、しあさって長野に帰って、その次の日はまた東京です。
あえて北原さんの意思をいれずに任せきっているのはなぜですか?
自分の意思が邪魔してブレーキを踏んでしまうから限界をなかなか超えられない。
だから、周りの人にコントロールしてもらっています。
心が疲れなければ身体は壊れないと僕は思っているので。
「とてもマネできない」という状態は、時間の使い方でつくれる
さっき言ったみたいに、僕はなるべく仕事の時間を減らして、天才研究の時間をとりたいから、15時までは絶対に予定を入れないようにしてますね。
15時まで寝てるんでしょ!?
それこそ北原さんとは真逆ですね。僕あんまり頑張りたくないんです。
その結果、性質に合っていたのが今の時間の使い方というだけで、スタートからそうだったわけではないという。
とんでもない量の天才研究をして、とんでもない量のアウトプットを日々されています。
人から見たら異常値に映りますけど、頑張っている意識は全くないですね。
これも執着の上にビジネスをつくっているからです。
「とてもマネできない」と思われる状態が続くようになるにはどうしたらいいかを考えて、時間の使い方も変えていますね。
10年後、どこに向かうのか?
お二人は、今、10年後どんな風になっていたいと考えていますか?
今日参加してくださっている方は何かしらきっかけがあって参加してくださっていると思います。
ただ、人生が順風満帆に進んでいくと、起業とか事業づくりにずっと触れられないままなんですよね。
だから、課題にぶつかったとき、それを解決できるだけのリソース(お金と時間)がないという状態になってしまうんです。
僕が、起業に触れられたのは、初任給8万円の美容師時代にお金に困ったことがきっかけでしたが、最初の100円を稼ぐまでに3年かかっています。
だったら、小中高を卒業した段階で、ひとりひとりがスモールビジネスをもって、月収100万円くらいは当たり前につくれるようになったらおもしろいと思うんです。
自分にゆとりが生まれると、人は周りに優しくなれます。
そんな人が増えれば、慈善事業や被災地支援に行く人も増えると思います。
それによって、世の中が、あらゆる社会課題を解決していく方向に向かうんじゃないかなとも考えていますね。
そのために、今、僕と一緒にビジネスをやりたいと言ってくれる人を発掘して、僕が事業設計をして、本人に運転してもらうみたいなやり方で会社を立ち上げていっています。
その出会いの入り口が「北原の精神と時の部屋」になっていますね。
北原さんの人生の中で「起業・事業づくりのインフラ整備」という大きなことを実現するためには、先ほどお話いただいたような時間の使い方が必要なんだなと腑に落ちました。
やまけんさんの10年後は、いかがですか?
ダーウィンが『種の起源』を出したのが50歳。ドラッカーが『現代の経営』でマネジメントの概念を発表したのが45歳なんです。
だから僕も、10年かけて、新しい概念を世の中にポンッと出したいみたいなのはありますね。
新しい概念をつくることが目的なんで。
10年間、天才研究で行きますよ
世の中に残るような新しい概念を生み出そうと思うと、とにかく研究に時間が必要ですよね。
だから“稼ぐ”を横に置いてでも、毎日15時までは研究に集中する必要があると。
成果を着実に積み上げるアクションプランの立て方
それで北原さんに「やまけんさん、ちょっと落ち着きましょう」と言われて整理していただいて、自分に合った働き方を構築させていただいています。
「さっさとやってやろう」というタイプじゃない。
だから、目標達成の仕方も、本当はそうなるはずなんですよね。
方向性を決める分にはいいんですよ。ただ、ロジックで組み立てられるのは6ヶ月までですね。
多くの人が、年末年始に1年の目標を立てますが、目標を立てることに全力になってしまって、やりきることに全力になれていません。
要は、プランを立てすぎなんです。
だから僕は、3ヶ月以内の具体的なプランを起こして、書いたことだけを全力でやりきるようにしています。
やまけんさんの人生をかけた渾身の一冊も、楽しみにお待ちしたいと思います。
そのほか、様々なテーマでのディスカッションと、会場からの質疑応答に全てご回答いただき、あっという間の2時間半となりました。
最後に
いろんなお話が飛び出して、今、頭がいっぱいになっているかもしれません。
はじめにお伝えしたように、今日のゴールは“『これを手に入れるために、今はこれをやめる』をひとつ決めて行動に移すこと”です。
おひとりおひとりが、ご自身の人生とビジネスに向き合い、今何を選んで、何を諦める必要があるかを考えるきっかけにしていただけたらと思います。
北原さん、やまけんさん、ありがとうございました。
いただいたご感想(※一部)
正反対のおふたりのお話、同じ質問でも答えがこんなに変わるんだなーと非常に勉強になりました。
お二人の「いいな!」と思ったエッセンスをいただき、これからも学び、行動しつづけていきたいと思います!
本当に楽しくて、あっという間の時間でした。今まで、うじうじと行動できていませんでしたが、このセミナーがきっかけで、完全にスイッチが入りました。
目的を持って、まずは、1ヶ月、頑張って行動していくことに決めました。今朝もコツコツと1を積み上げる作業をしています。
ゆりにこさんのおっしゃる通り、ゲストの皆さんはもちろん、その場の空気感がとても良く、素敵なエネルギーに溢れ、パソコンの前からではありますが、バンバン伝わってくるものがありました。
今度は、直接お会いできる日を楽しみにしています!!
今よりも稼いでいきたいと思っているが、同時に稼ぐだけだとそのための行動ができないと思っていたので、その自分の思いを確認できました。
まずは今自分ができることで売れるものを売って収入を得つつ、並行して執着をさがし見つかったらそれを売れるようにしていくことをやろうと思いました。
あと、ガンガン稼げ、と言われたら焦ってしまう自分がいるが、自分がどうしたいのかの目的から機能することを意識し続けようと思いました。
自分ではどうしても無意識に制限をかけてしまうから、成長するために人にスケジュール管理をしてもらうという北原さんの話に、なるほど〜っ!!!さすが成功者ってすごい!と思いました。
執着についての話がおもしろくて、たしかに…と納得しました!
非常に得るものが多く、充実した時間でした。
やまけんさんの執着を探すこと、北原さんの自分の人生で苦難を乗り越えた場面が、売れるものになるということ、ゆりにこさんの司会からも、得られるものがありました。
もし、今度またイベントをやってくだされば、どこへでも行って現地参加したいと思っています。
編集後記(広報・ゆりにこ)
あらためまして、イベントに参加くださったみなさま本当にありがとうございました。
事業のつくり方、人生との向き合い方、そして温かな気配り(緊張していたのでお二人のアシストにとても救われました)など、わたしが3年間にわたってお二人から学んできたことが凝縮されたような2時間半でした。
一見、真逆にも見えるお二人も、ビジネスの原理原則の部分で共通点が多くあります。
原理原則を踏まえているからこそ、それぞれの大切にしたいものを守りながら、突き抜けていけるのだとひしひしと感じ、基本を学ぶことの大切さも再確認しました。
このようなチャンスをいただけたこと、それをたくさんの方に見ていただけたこと、心より嬉しく思っています。
当日の模様は「北原の精神と時の部屋 オンライン資料室」にてノーカットでご覧になれます。コミュニティメンバーのみなさま、ぜひご覧くださいませ。
2022年、株式会社北原孝彦ではさまざまなイベントを企画して参ります。みなさまとお会い出来る日を楽しみにしています。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
引き続き、よろしくお願いいたします。
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