文:ゆりにこ(株式会社北原孝彦 広報)
2022年5月9日、美容室『ルスリー』代表の原和己様主催の「50店舗ロードマップ」に登壇しました。
美容室『ルスリー』は、原様と北原の協業ブランドで、半年で7店舗というスピードで出店を進めています。
セミナーでは、店舗展開に精通した二人だからこそ語れる「これからの時代の店舗展開の戦い方と勝ち方」をテーマに、スピード出店を実現する“店舗展開の秘訣”が惜しみなく繰り出されるセミナーとなりました。
この記事では、北原と協業する前後での変化を語ってくださった、原様のセミナーパートをダイジェストでお送りします。
“直営か?FCか?”の意思決定に限らず、経営者の生き方のひとつとしても参考になるような貴重なお話をおうかがいできましたので、ぜひご覧ください。
美容室「ルスリー」代表・原さんのこれまで
みなさま、お越しくださりありがとうございます。
今日は、独立開業前の方から、これから店舗を増やしていこうという方まで、さまざまなビジョンを持たれている方がいらっしゃると思います。
僕は、直営という形をとってからFC展開へステージを変えて行動してきました。
店舗展開を目指す上で“直営かFCか”の意思決定が必ず通過点になると思います。
僕の経験をお話しますので、参考にしていただけたら嬉しいです。
僕はもともと名古屋のトータルビューティーサロンのようなところに13年ほど勤務していました。
朝早く出勤して練習し、営業中はフルに予約が入っていて、夜はミーティングや後輩指導が続く、いわゆるブラック企業のような働き方です。
売り上げはあがってもお給料が全くあがらない状況に「まずいな」と感じると共に、「自分が食べていくくらいなら自分でもできるんじゃないか」と思い、独立。
岐阜と名古屋に、トリートメントを売りにした髪質改善サロンを直営で2店舗出店させていただきました。
スタッフの売り上げがあがると共に、どんどん肩身が狭くなり・・・・・・
今はハサミを置いていますが、当時は、僕も現場に立ちながら、体育会系の関わりをスタッフとしていましたね。
スタッフとご飯にも行っていましたし、面談をしてアクションプランを立てるみたいな、絵に描いたような熱いオーナーでした。
そこまで手厚く関わっていくと、スタッフの生産性がひとりあたり120万円を超えるようになり、それとともにスタッフのお給料もどんどん増えていったんです。
スタッフ全員が、手取りで35万円ほどになっていましたね。
すると、スタッフの意見や主張が大きくなってきたんです。
リーダーシップは僕が取るんですが、出勤の関係で僕よりスタッフの売り上げが上回ったときなんか、謎の圧をかけられてしまって、なぜか僕の肩身が狭くなるという・・・(笑)。
そうしてスタッフに気を使わないといけない状況にストレスを感じたり、スタッフのクオリティをあげればあげるほど失うことへの怖さが大きくなったりした結果、円形脱毛症ができたんですよね。
危機感を抱いて、その頃から、ハサミを置くことを前提の経営に切り替えました。
ちょうどコロナ禍のタイミングでハサミをおいて、ちょうど2年半ほど経ちます。
北原さんと協業のお話をさせていただくようになったのは、去年(2021年)のはじめごろでした。
2021年6月に協業を開始して以降、毎月1店舗のペースでFC店舗を増やし、直営店舗2店舗・FC店舗7店舗の、あわせて9店舗まで拡大できました。
「かっこいい人生」と「なりたい人生」は別もの
もちろん、直営には直営の良さがあります。
非常に利益が伸びやすいですし、スタッフが一体となるので営業自体もスムーズに行きます。
僕自身も、直営2店舗で17名のスタッフを雇用し、年商1億円を売り上げることができていました。
ただ、直営はどこまでいっても“急に終わるリスク”が非常に高いんですよね。
経営者の器以上には店舗は育たず、スタッフを受け止めることもできません。
そうして、スタッフが経営者よりも優秀になったときに徒党を組んで集団で利殖するとか、お客様を引き抜いていく・・・、なんてことも珍しくないんです。
また、直営では、単純に資本力も勝負になるので、1店舗出店にかかるお金と時間のリソースを考えると、伸びしろにも限界があると感じていました。
自分のブランドで直営店舗を出していった方が、確かにかっこいいかもしれません。
でも、「かっこいい人生」と「なりたい人生」は別ものです。
やりたいことより、勝てることをやる方が、結果として「なりたい人生」になれると、僕は思っています。
このように、感情や理想論ではなく理論で判断しないといけないと思い、経営者としての判断で、協業でのFC展開に舵を切りました。
協業でのFC展開に舵を切ったからこそ見えた景色
北原さんと協業をさせていただいてからは、Dears本部のトップマーケターたちのサポートを受けながら、特にマーケティングの部分で助けていただいています。
Dearsが170店舗を展開してきた事例を、なぞるように進めていけるのが、一番の強みだと思いますね。
直営の場合、店舗ごとにゼロイチをつくる感覚なのですが、FCの場合はFCオーナーに動いていただけるのと、「こうなったらこうなる」の答えを持っているので、僕のストレスが全くといっていいほどありません。
むしろ、FCオーナーと一緒にお店が大きくしていけることに喜びを感じられるようになりましたね。
社員にも、半年~1年あれば、総支給で30万円を再現性をもってお支払いできる仕組みが整いました。
FCオーナー、社員と、Win-win-winの関係を築けていることが非常に嬉しいです。
いつも北原さんがおっしゃるように、自分の手から離れていく事業を構築していかないと、同じ事を5年も10年もやってしまうことになりかねません。
プレイヤーから始まった僕も、今は、投資家のポジションに近づき、見える景色も変わって生きやすくなりました。
ルスリーは加盟条件も緩くしていますので「既存の店舗はそのままに、まずは”勝てる店舗”をひとつ持っておきたい」という方も加盟していただけます。
「うまくいっていないわけじゃないけどどこか心に不安や憤りがある」「今のままってどうなんだろうと疑問に思うことがある」、そんなオーナーさんには、ぜひご相談いただけたらと思います。
今後の展望について
きっとひとりだったら、たくさんのお金とたくさんの時間をかけてやっと10店舗出せる程度だったと思います。
でも、北原さんに協業していただいたおかげで、そこにかかる時間とお金を短縮することができて、もっと大きな描きができるようになりました。
ルスリーは、2025年までに50店舗出店を目標に掲げています。
ぜひ、僕の顔と名前を覚えていただき、どこかで見かけるたびに「頑張ってるな」と思っていただけたら嬉しいです。
ありがとうございました。
編集後記(広報 ゆりにこ)
約3年越しに開催された、北原×原さんのコラボセミナー。
対談パートでは、原さんがご用意してくださった、
- カブキタ計画はいつから構想を?
- 協業事業の選択基準は?
- ルスリーが50店舗展開可能な理由は?
などのトークテーマをもとにお話させていただきました。
北原のセミナーパートでは、0から170店舗展開までの軌跡についてお話させていただいています。
こちらについては、過去記事にまとめておりますので、ぜひご覧ください。
なんと、北原の手元のタイマーがスマホの不具合により止まっていることに気づかず、持ち時間を20分オーバーしてしまうアクシデントも・・・!
(↑タイマーが止まっていたことを弁明する北原)
そんなアクシデントがありながらも、温かくお付き合いくださったみなさま、主催してくださった原様、ありがとうございました。
北原との協業ブランド「ルスリー」、カブキタ精鋭メンバーでバックアップして参りますので、今後もご注目いただけましたら幸いです。
引き続き、よろしくお願いいたします。
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