経済人としてのキャリアパス
本グループを通してあなたに目指して欲しいステージ

北原です。

この記事では、『精神と時の部屋』を通してあなたに目指して欲しいステージについてお話ししたいと思います。

本題に入るにあたり、下スクショの、ディアーズのフランチャイズオーナーとのやり取りをご覧いただけますでしょうか。

  • 店舗展開に対して経営者の器がついてくるのか?
  • 身の丈(成長度合いとバランス)あった展開速度

についてのやり取りです。

ちなみに2店舗ディアーズで展開しているオーナーです。

このやりとりを補足する形で、こちらの資料も共有させてください。

タイトルは

『事業設計と投資』

です。

 資料のダウンロードはこちら

 

事業の設計方法と、事業と投資という2つの要素を接続して誰にも真似されない自分だけの絶対領域を構築する術をまとめた資料になります。

こちらの資料を踏まえたうえで、精神と時の部屋の参加者全員に目指していただく経済人としてのキャリアについてお話しさせていただきます。

3段階ある経済人としてのキャリアパス

僕は経済人としてのキャリアに

プレイヤー → 事業家 → 投資家

の3段階があると思っています。

プレイヤーは、現場で働く従業員のこと。実働部隊ですね。
彼らの経済的特徴は、自分を資本に価値を生産することです。

事業家は、プレイヤーが活躍するための仕組みを作る人です。
彼らの経済的特徴は、仕組みで価値を出力することです。

投資家は、事業家がつくった仕組みに資本を投下する人です。
彼らの経済的特徴は、完成された仕組みに資本を投下し、価値を出力することです。

まずはこのグループの参加者全員が、事業家を目指してください

そして、いまこのグループに投稿されている質問の大半は、
プレイヤーから事業家へ脱皮する過程で生まれるものです。

  • どうやったら滑らかな仕組みが作れるのか
  • どうやったら事業が伸びていくのか

といった、事業家として活躍するために必要な素地を作っていくフェーズの人たちが、ぶつかりがちな壁ですね。

事業を作るには手順があり、エラーの修正にも一定のパターンがあります。

なので、僕との壁打ちを通して、その法則性を体に染み込ませ、早々にプレイヤーから卒業し、事業家に転身していただきます。

ディアーズFCオーナーが乗り越える壁は、別のところにある

ただ、ディアーズのFCオーナーについては話が変わってきます。

ディアーズのFCに加盟すると、完成した事業の仕組みがパッケージ化した形で、すべて北原から提供されます。

事業家としてすべき仕事はもうそこにはなく、いきなり投資家としての振る舞いを求められます。

このギャップに、多くのFCオーナーたちがついて来れていません。

なぜなら、価値の出力方法が全く違うからです。

いままで、自分の体を資本に価値を作っていて、「どうやったらもっとお店が流行るのか」と事業家の卵として試行錯誤していた。

そこに、いきなり完成した事業が空から降ってたのですが、
思考のアップデートが追いついておらず、事業家の卵のまま振る舞っています。

だから、先程のやりとりのように、北原が作った仕組みを自分なりにアレンジしようとするオーナーが後をたちません。
(*そしてその都度、叱っています)

ディアーズほどの強力なビジネスモデルを実装しているにもかかわらず、
いまだに1店舗とかで伸び悩んでいるFCオーナーは、例外なく、思考が事業家から脱皮できていません。
だから僕が「やるな」といったことを平気でやって自爆。半年とか1年とかの時間を無駄に過ごします。

逆に、「もうディアーズの仕組みに対して、自分が試行錯誤する余地はないんだ」と気づいたオーナーは、早々に投資家へと脱皮しています。

ディアーズのモデルを一つの完成形として扱い、その仕組みに資本を投下して価値創出の最大化に努める。

だから、3年とかで10店舗近く出店できるのです。

ビジネスの世界は、終局的に投資力勝負になる

先程のFCオーナーとのやりとりを見て

「なに?FCに加盟したら自分のやりたいこともできなくなるの?」

という風に思われた方もいるかもしれません。

けど、それは全くもって見当違いな批判です。

なぜなら、FCオーナーが立っているステージが、すでに投資家の領域にシフトしているからです。

完成された事業に資本を投下して、自身の自己資本を最大化させるフェーズにいるにもかかわらず、
エネルギーを注ぐ方向性を完璧に間違えているから、僕は厳しい言葉を投げかけています。

この視点の違いを、ぜひ本グループのメンバーにはご理解いただきたいです。

そして、このFCオーナーとのやり取りは、未来のみなさんにも当てはまります。

事業家から脱皮できず、3店舗とか5店舗で止まる人は、投資家としての振る舞いができていません。

自分が作った事業やビジネスモデルにいつまでも固執し、そこに縛られ、見えない鳥カゴに囚われ続ける。
だからいつまでたってもスケールしないのです。

事業の組み立て方は、1年もこのグループにいれば、かなり上手になります。
そして、1年後は投資家としての振る舞いが、みなさんの勉強テーマになっていきます。

なので、そのキャリアパスを先に見せるという意味も込めて、冒頭の『事業設計と投資』の資料を共有させていただきました。

非常に重要な資料ですので、後日、解説音声も収録予定です。

序盤の『排他的競争優位性の獲得』のパート もとても大切です。
これは洗練された事業家なら誰もがこの領域で、最後の差別化を図るからです。

このグループで、ディアーズの表面的な仕組みを惜しげもなく公開しているのも、
その価値の源泉が、排他的競争優位性により守られているからです。

ただ、今回の話で言えば後半の『投資家の視点をもつ』という部分が非常に大事になってきます。

投資のセンスについては、今後も、質疑応答の中でちょくちょく出てくるかと思います。
その時に、「あ、これはいま投資家の視点で話をしてるな」と自分の中でラベリングして、
頭を切り替えて咀嚼していっていただければと思います。

事業と投資をセットで考え、投資力で勝負ができるよう、日々鍛錬していきましょう ^^